腰痛の原因
腰痛は姿勢の悪さが原因で起こることが一番多い、という統計が出ています。
現代の生活では、イスに座ることが多く、直立姿勢でいることが少なくなっているため、
体のバランスを上手く取ることができなくなり、腰に負担をかけています。
また、デスクワークやパソコンなどで、長時間同じ姿勢をし続けていることも腰に
負担をかけています。
このように腰に負担がかかると筋肉疲労を起こすため、腰が痛くなります。
他にも腰痛の原因には、運動不足が挙げられます。
日頃、運動をしていないと、体全体の筋力が低下してしまい、腰に負担がかかって
しまいます。
その結果、腰痛になってしまうと、さらに体を動かさなくなるため、悪循環に陥って
しまいます。
もし、何も運動をしていない場合は、腰痛にならないためにも、軽いジョギングや趣味などで
スポーツを始めるようにしましょう。
腰痛の解消には背骨のS字カーブ
腰痛の痛みを解消させるためには、背骨を正しいS字カーブの状態にして、筋肉疲労を
無くすことです。
背骨は真横から見ると真っ直ぐではなく、緩やかなS字カーブを描いています。
この背骨のカーブがバネのように働き、動くときの衝撃を和らげる効果があります。
姿勢が悪くなってしまうとこのS字カーブが崩れてしまい、背骨が衝撃を吸収することが
できなくなり、腰に負担がかかってしまいます。
姿勢を正すときに、意識的に背骨の緩やかなS字カーブをイメージするだけでも、
正しい姿勢を保つ効果があります。
また、背筋や腹筋などの筋肉を鍛えることも腰痛の予防に効果があります。
運動不足や筋力が衰えている場合は、少しずつでも良いのでストレッチや運動をして、
筋肉を鍛えるとよいでしょう。
腰痛体操は危険?
腰痛を改善させるための方法に、腰痛体操があります。
この腰痛体操は、腹筋や背筋の筋肉を鍛えて腰にかかる負担を減らすために行われます。
しかし、この体操を行うと反対に腰を痛めてしまったり、症状が悪化してしまうケースが
あります。
■体操をして良い場合
・安静時には痛みが無い
・疲労性の腰痛
・体操法を指導してくれる人がいる
■体操で悪化する場合
・下半身に痺れがある
・激しい痛みがある
・椎間板ヘルニア
・骨粗しょう症
・患部が発熱している
また、高齢者の場合は、体操中に骨折してしまうケースもあります。
腰痛体操を行う場合は、軽い運動から始めて、強い痛みを感じたらすぐに止めるように
しましょう。